こうやってブログをたまに書いていると思い出すのが、
インターネットが爆発的に流行りだした95年頃。
それ以前は個人が運営する電子
掲示板にアクセスして遊んでいたものです。
今みたいに
光ファイバーなどの常時接続回線なんてなくて、電話回線でアクセスしてました。
モデムに
RS232C接続したパソコンでプロバイダーが用意したアクセスポイントに接続するのです。
普通に電話回線使っていたら料金が高すぎて破産してしまうけれど、NTTの
テレホーダイのおかげで助かった。
テレホーダイというのは23時から8時まで定額で電話使い放題のサービスで、
当時は「NTT大好き!神!」とマジで思ってましたよ。
たしか…モニターと本体で46万円ぐらいした記憶があります。
今思うとスゲー高いなぁ。
テレビ見ながら23時になるのをソワソワしながら待っていました。
「誰でも情報の発信者になれる」という言葉を真に受けてホームページ作りをしてましたねぇ、
ブログなんて無かったから自分で画面構成を考えたりしてました。
個人で情報発信ができるかと言えば、それは難しかった。
雑誌、テレビ、ラジオなどからネタを探してきて、自分なりに感想を書く。
2018年にやっている事と、そんなに大差なかったんですよね。
ただ継続してホームページを更新するのに丁度よかったのは日記でした。
あの頃、日記を公開している人って多かった。
みんな情報に飢えていたので、更新すればするほどアクセス数が多くなったのです。
更新数増やすには日記が手っ取り早かったのです。
自分も個人のホームページをよく見て回って参考にしてました。
画面構成とか文体とか取り入れて、自分なりに工夫して書いてみるとか。
感想とか書いておくと返事があったり、自分のホームページに来てくれたりとかありました。
しばらく続けていると、ぶち当たるのはネタ切れ。
日常生活でも、そうそう面白いことなんて起きないし書けないこともある。
そうなるとアクセス数稼ぐために、全然興味もないニュースネタに感想書いたりとかしてました。
もう、そうなると何のためにかいてるんだっけ?と思うようになって自然と更新しなくなった。
その頃の経験があるから、ブログも書きたいことが有るときだけ書くという事を気をつけてます。
続けるには書いた量ではなくて時間で止める。
もうちょっと書きたいなぁと思えるところで、止めてしまうのがコツです。
続きは翌日に持ち越しましょう。
ブログは開設しても何も書かない人って、結構いるもので。
開店休業みたいな。
そういうのを見つけると、ちょっともったいないなと思います。
歳をとると「良い文章書いてやろう」とか格好付けたくなるものですが、
個人のブログにそんな物は求めていないのです。
製品レビューなどの特定の情報について書いているのは別ですが、
個人ブログの良さって、書いてる本人が楽しんでいることだと思います。
ひねくれた…いえ、個性的な物の見方が面白いのです。
どうせ書いたって見に来る人なんて、ほとんどいませんよ。
アクセス数よりも偶然見に来てくれた奇跡に感謝しましょう。
かの偉人も言いました「これでいいのだ!」と。